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元予備校講師のフリーターによる『英文解釈教室』教室

『英文解釈教室』(伊藤和夫先生/研究社)の解説ブログ。当ブログはゼロから理詰めで解説を積み上げて行くスタイルではないので、英文法や英語構文の勉強をある程度以上やっている方でないと、訳がわからないかも。

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★ Chapter2:例文2.3.5 の巻

I found myself (instinctively) (as I walked) noting
the color [of...leaf] .

foundは第5文型。動詞の後で、「myself<が>noting」という
ネクサスが成立している。ネクサス部分にMが割り込んで
「VOMC構造」になっている(細かくは、「VOMMC」だけども)。

補語の位置にいる現在分詞notingは第3文型で、目的語the color
を牽引している(「準動詞も文型を持っている」)。

note the colorで「色<に>注目する」。第3文型を訳す時は、
「を」という助詞を添えて訳すケースが大半だけども、今回の
ように「に」という助詞を使うこともたまにある(「を」「に」
の他にもあるが)。追加例:enter the room「部屋<に>入る」



COPYRIGHT(C)2005 HIYAMA SYUUSEI. ALL RIGHTS RESERVED.
ただし、英文については『英文解釈教室』(研究社)よりの引用

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★ Chapter2:例文2.3.4 の巻

Too much travel, too much variety of impressions are
not good for the young, and cause them (as they grow...)
to become incapable of enduring...monotony.

名詞節(句) ・・・ 【 】   四角の代用記号
形容詞節(句)・・・ [ ]    大括弧
副詞節(句) ・・・ (  )   小括弧

(名詞が一番固そうな記号で、副詞が一番やわらかそうな記号)


too much variety of のところがまずひっかかる。a kind ofを
代表とする「擬似形容詞句」という扱いでいいのだろうか。
辞書を見ると、a variety ofという形が成句的に載っているが、
これはもろ「擬似形容詞句」と思われる。だが、今回のvarietyは
muchで修飾されており不可算名詞ぽいではないか。どうしよう。
不安があるので解説はさけることにしたい(伊藤先生の和訳を
見ると、擬似形容詞句的に訳しくだしておられる)。

causeは第5文型で、「VOMC構造」になっている。動詞の後で、
「them<が>to become」というネクサスが成立している。
ネクサス部分に、as they grow up(Cにかかる副詞節)が
割り込んでいるために、「VOMC構造」になっている。

不定詞to becomeは第2文型で、動名詞enduringは第3文型。
(「準動詞も文型を持っている」)

固定的表現に下線を引きたい方は、
<good for(are notにも下線を引いてもいい)>
<grow up>
<incapable of(be動詞の変形と考えbecomeにも引いていい)>
の3箇所に引いておくといいだろう。

「for the young やof~monotonyは副詞句なのだから、小括弧
で囲ってほしい」と思った方はそうしてもいい。私の場合は、
下線を引いた所はもう括弧の方は省略する、という傾向がある。


注意:下に書いてあることは本当にどうでもいいことなので、
全く気にしなくてもいいです

あと余談としてついでに書いておくと、補語になる形容詞要素
(不定詞とかも含めて)は、私は大括弧で囲わないようにして
いる。大括弧は、名詞にかかる限定用法の形容詞要素の場合、
しかも後ろから前の名詞にかかるケースにのみ、書くようにして
いる。一方、副詞要素は、前から後方にかかるケースでも小括弧
を書くことが多い(ただ、<副詞→形容詞→名詞>という形に
おける副詞については小括弧を省略する/これは括弧のついて
いない形容詞に遠慮して合わせているのである)。以上のような
個人的な記号書込時の癖については、それなりに理由説明が
できなくもないのだけど、さして合理的理由とはいえないし、
気にしないでほしい。



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ただし、英文については『英文解釈教室』(研究社)よりの引用



★ Chapter2:例文2.3.3 の巻

(To hundreds of people), the most...happenings [in Europe]
had been the triumph [of dictatorship] . I had watched
the bases [ (on which)...freedoms had seemed to rest],
destroyed.


「固定的表現に下線を引くのを楽しみにしています」という方が
おられたら、hundreds ofに引くといいだろう。こういうのは、
本来の形容詞句と区別して「擬似形容詞句」と呼ぶのも一案
(ふつうの形容詞句は、<前置詞+名詞>で単位を形成して
おり、名詞の後に置かれる/「形容詞句後置原則」)。

この英文もしかし、時制がむずかしくてよくわからない。
「基準点になる過去」は、the triumph(むかし『試験に出る
英単語』で「大勝利」と覚えたことをまだ覚えている)の時点
だろうか。あるいは前後の英文を読んではじめてぴんとくる、
という可能性もあるだろうか。

had watchedは第5文型。動詞の後で、「the bases<が>
destroyed」というネクサスが成立している(destroyedに
「受動ベクトル(左向きの矢印<←>)」が感じられる)。
the basesに関係詞節が後続しているために、「VOMC構造」
になっている。

今回、ネクサス部分を文に書き換えてみせるのは、恐いので
避けたいところ(本当のところを書いてしまうと、時制とか冠詞
とかは私などの手には負えない)。cf.のところを見ると
The bases...<were> destroyed.と書かれているけど、
The bases...<had been> destroyed.(この場合、「基準点に
なる過去」は前文のthe triumphの時点だろうか)の方がしっくり
くるような気がしなくもない。とはいえ、私は時制については
ぜんぜん自信がなく、めちゃくちゃなことを言っている可能性も
十分あることをお断りしておきたい。

[ (on which) ...のところは「前置詞プラス関係代名詞」と
呼ばれることが多い形。関代whichは、1「先行詞にかかる形容詞
節をまとめる」、2「節内で代名詞として働く(今回は前置詞の
目的語の役割)」、という2重の働きをしている。



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ただし、英文については『英文解釈教室』(研究社)よりの引用

★ Chapter2:例文2.3.2 の巻

(Before I had the television set) I found the broadcasts
[of news], [through sound only], quite satisfactory.
I do not, (today), find the announser's face, <whether
that [of a...woman] or that [of a...sportsman] >,
a help [to...understanding].

注:< >は挿入要素の記号にしている。一般には副詞要素と
いわれそうなものであっても、修飾矢印をどこに向けて書いて
いいか困るものは、個人的には挿入要素扱いすることが多い。
(すすめる自信はない)


Beforeが前置詞なら→ (Before N) SV. となる。
Beforeが従接なら → (Before SV) SV. となる。
今回は下の構造に展開しているので、従接が正解。

foundは第5文型で、Mが割り込む「VOMC構造」になっている。
「broadcasts<が>quite satisfactory」というネクサスが
成立している。

findも第5文型で、やはり「VOMC構造」になっている。

問題はMのwhether以下のコンマで区切られた部分だが、ここの
解釈はいまひとつ自信が持てない。伊藤先生の解説を見ると、
主語とbe動詞の省略(「S be 省略」と呼ぶのも一案)で、
whether~sportsmanはネクサス部分にかかる副詞節とのこと。

私の個人的感覚では、whether以下の部分は直前のthe
announser's faceに対して挿入的に付加された説明という感じ
(「ま、それが~であろうと、~であろうとね、、、」と脱線
して言い添える感じ)がするけども、妥当な感じ方かどうかは
分からない。あと、「S be 省略」以外の解釈をする余地はある
だろうか。。。たとえば、the announsers faceに対する同格要素
のthat of...or that of...の前に、譲歩的(?)ニュアンスを
出すためにwhetherを添えたという可能性はありえないのだろう
か。つまり、『解釈教室』p.296に出てくるThese cases must
be stated, though briefly.のthoughのような使い方のwhetherを
同格要素の前に添えることはありえないのだろうか、というのが
私の疑問。



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ただし、英文については『英文解釈教室』(研究社)よりの引用


★ Chapter2:例文2.3.1 の巻

I have heard a man, (for lack of anything [to boast...] ),
boasting 【that his cat eats...】.

名詞節(句) ・・・ 【 】
形容詞節(句)・・・ [ ]
副詞節(句) ・・・ (  )

(名詞が一番固そうな記号で、副詞が一番やわらかそうな記号)


「VOMC構造」の例文。hearは第5文型で、動詞の後で、「a man
<が>boasting」というネクサスが成立している。「知覚動詞の
後は、原形不定詞が来ると習ったのに、現在分詞のboastingが
来ているのはおかしい」と疑問に思う方もおられるだろう。
「(能動態第5文型の)知覚動詞・make/let/haveの後では、
不定詞のtoが落ちる」という規則は、「補語に不定詞が来る場合
は」の話であって、「知覚動詞・make/let/haveの後では、補語に
は必ず原形不定詞が来る」と言っているわけではないのだが、
誤解する人が多い箇所ではないかという気がする。

「最近、熟語的表現に下線を引いてないんですけど」という方
は、for lack of の下に引いてほしい。熟語的な前置詞とみなす
のが一般的だと思うので、下線の下に前置詞の記号Z (Zenchishi
の頭文字)を書いておくのもいいだろう。ついでにanythingの下
にNと書くと、前置詞句のZN(ゼットン)になる。前置詞句の働き
は、「形容詞句か副詞句」であった。今回は副詞句で、後方の
現在分詞boastingにかかっている。

anything [to boast about] は記憶しておいた方がいい構造。
「不定詞の後で目的語が欠けているケース」には2パターン
あって、具体例を使った呼び名を付けておくと記憶に残り安い。

★something to eat構造
★He is hard to please.構造

今回はもちろん、something to eat構造の方。



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★ Chapter2:2.3.1の前ふりの解説文中の例文 (p.31) の巻

They made machines, [driven (by...) ], do the work
[which hands had done (before) ] .

ここからセクション3になる。このセクションのテーマは今まで
にも何度か出てきた「VOMC構造」。madeは第5文型。動詞の後で
「machines<が>do the work」というネクサスが成立している。

読み出した時に第3文型と誤解してしまう可能性が高いのは
みな同じ。do the workの所で違和感を感じるのもみな同じ。
その後「わけがわからない」と感じるか「VOMC構造だろう」
と感じるかが、読解力の差ということになる。

「VOMC構造」(「SVOMC構造」と呼んでもいい/準動詞のケース
を考慮してSを省いているだけ)という用語を暗記した上で、
たくさんの例文を読むと(セクション3にたくさんある)、
「VOMC構造だろう」と反応できる確率が高くなるだろう。



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ただし、英文については『英文解釈教室』(研究社)よりの引用


★ Chapter2:例文2.2.12  の巻

He could not make himself what he had wished to be.

makeは第5文型。動詞の後で、「himself<が>what節」という
ネクサスが成立している。「目的格補語の位置にwhat節が来る
ことがある」ということを示すための例文。

「このやろう。第5文型の補語になれるのは<名詞、形容詞、
不定詞、分詞、前置詞句>だって言ってたくせに、what節が
来たじゃねえか、このやろう。」とお怒りの方もおられるかも
しれない。「ここでの『名詞』という表現は、『名詞要素』を
含意した広義の表現。what節は名詞節であり、名詞要素であると
言える。」という弁解で許してもらえたらと思う。



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★ Chapter2:p.27の参考コーナーの例文  の巻

They looked on him as a great scholar.

こういうケースで文型をきかれたらどう答えたらいいのだろう
か。looked on 全体で第5文型の動詞であるかのように扱われて
いると見なして、「擬似第5文型」と呼ぶのが一案。



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★ Chapter2:例文2.2.11  の巻

President Lowell [of...University] (once) defined
a university as a place [where nothing usuful is taught] .

主語の位置に例の「NZN構造」が来た結果、全体が「SMV構造」
になっている(細かくはS [M] (M) V)。

defined は第5文型。動詞の後で、「a university<が>(as)
a place」というネクサスが成立している。asを前置詞と考える
のもいいが、as importantのように形容詞が後に来た時に説明
に困る(何らかの省略で説明する以外には)ので、伊藤先生の
教えどおり「補語の目印」という概念を頭に持っていた方が
いいだろう。

whereは関係副詞。詳述はしないが、関係副詞は、先行詞(名詞)
にかかる形容詞節をまとめる。節内での働きが「副詞」なのだ。
「関係副詞は副詞節をまとめる」と思っている人は結構いるかも
しれないが、その論理でいくと「関係代名詞は(代)名詞節を
まとめる」ことになる。関係副詞だろうが疑問形容詞だろうが
複合関係代名詞だろうが、「節内の働きから名称を付けている」
(これらの用語の右半分は、「節内での働き」に言及している)
のだ、ということは覚えておいた方がいいだろうと思う。

usufulは後ろからnothingにかかっている(usufulを大括弧で
囲ってもいい)。somethingやnothingなどにかかる形容詞は、
一語であっても名詞の後に置かれる。なぜかは知らないが、
somethingやnothingという単語が「形容詞+名詞」から成って
いる合成語であることと関係がありそうだ(つまり前から
かかっているsomeやnoに遠慮しているのではないかと)。

nothing usuful is taughtは「be pp X構造」になっていないが、
試しに「態の1秒変換」の練習をしてみよう。頭の中で、ppの
後ろにnothing usefulを移動すると<taught nothing usuful>と
なる(律儀にusufulまで連れていってやる必要もないのだが)。
<taught nothing usuful>は、第3文型である(主語不明能動態
でも、第2文型じゃないと感じられるのは、なにか超能力を使っ
ているのだろうか)。ということは、nothing usuful is taught
の文型は「元第3文型」ということになる。

もしも、「<taught nothing usuful>という書き換えは時制的
におかしいんだよ。<teach nothing usuful>と書くべきなんだ
よ。このやろう、、、」という方がおられたら、まじめな方なの
かもしれないとは思うが、私は悲しむだろう。今は、文法問題を
解いているのではなく、 <最小限の手続きで>能動態の幻覚を頭
に浮かべる練習をしているのだから、時制も糞もないのだ。。。

なお、本文のnothing usuful is taughtの所でwasでなくisが
使われているのはなぜか。恐らくは、『マスター英文法』p491に
ある「現在も続いている習慣や事実」というやつだろうと思う。
(「不変の真理」よりこっちの方がいい気がする)



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★ Chapter2:例文2.2.10  の巻

All...things will render their utterances
of unusual interest and value.

renderは第5文型。「their utterances<が>of unusual
interest and value」というネクサス(意味上の主語述語関係)
が成立している。「of+抽象名詞=形容詞」という公式は知って
いる人が多いと思う。伊藤先生がちゃんと書いてくださっている
が、of unusual interest and valueを書き換えると、
unusually interesting and valuableとなる(形容詞unusualが
副詞unusuallyに変わったのは、被修飾語が名詞から形容詞に
変わったため)。

「of+抽象名詞=形容詞」「前置詞句が補語になることがある」
という知識の確認をしておこう。

ついでに、復習をしてみる。「第5文型の補語になりうる要素」
を5つ挙げると、「名詞、形容詞、不定詞、分詞、前置詞句」
だった。なお、この5人は、「be pp X構造のXになりうる要素」
と同じメンバーであった。



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ただし、英文については『英文解釈教室』(研究社)よりの引用

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