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元予備校講師のフリーターによる『英文解釈教室』教室

『英文解釈教室』(伊藤和夫先生/研究社)の解説ブログ。当ブログはゼロから理詰めで解説を積み上げて行くスタイルではないので、英文法や英語構文の勉強をある程度以上やっている方でないと、訳がわからないかも。

★ Chapter1:例文1.4.1 の巻

【To give expression (among a group of people)
(to any...feeling ) 】 is considered bad manners.

文頭に不定詞があるので、「不定詞V構造」か「不定詞SV構造」
かの確認をする。今回は前者なので、 To giveは名詞用法。
「準動詞も文型を持っている」という話を<Chapter1:例文
1.2.2 の巻>で書いたが、今回のgiveは第3文型でexpressionを
目的語として牽引している。後、副詞句が2つ後ろからかかって
きている。「名詞用法にかかるのなら、副詞句じゃなくて、
形容詞句じゃないのか」と感じる人もいると思うが、「準動詞は
副詞で修飾する(完全に名詞化している動名詞はのぞく)」のが
原則だと思っておいてほしい(断言はさけておくけど)。準動詞
は元動詞だけあって、動詞の性質を残している。「動詞の時の
なごり」は2つあり、「文型を持っている」点と「副詞から修飾
を受ける」という点。今回も、 To giveのgiveが宿している
「動詞としての顏」に向けて、副詞句2つがかかっている、
と考えてほしい。

a group of peopleの所は、a group of を前からpeopleにかける
様に「一群の 人々」と訳す人が多いと思う(「人々の 一群」
でもいいような気がするが、このあたりは自信がない所なので
うやむやにしたい)。<名詞+前置詞>をある種のかたまりと
見なす読み方は、<前置詞+名詞>をかたまりと見なすことが
一般的であることを考えると、「特殊な読み方」だと思うので、
a kind ofを代表とするこの種の句については「擬似形容詞句」
と呼ぶことにしたい。なお、擬似形容詞句が名詞に対して
「前置」されるのに対して、一般的な形容詞句は名詞に対して
「後置」される(「形容詞句後置原則」)。

is considered bad mannersの箇所は、抽象化すると、「be pp X
(ビーピーピーエックス)構造」になっている。これはものすご
い頻度で出る重要構造だと思うけども、これについての解説は
まだ保留しておきたい。「この<be pp X>は元第5文型ですな」
といった文法的分析ができない方でも、「Xを先に訳す」という
ことだけ分かっていれば、実用には足るかもしれない。<be pp>
にあたるis considered よりも、<X>にあたるbad mannersを
先に訳して、「悪いマナー  だとみなされる」とすればよい。


追記

ppはほんとうはp.p.と書いた方がいいのかもしれないけど、
めんどうなのと視覚的好みから、ppという表記を使用することを
お断りしておきたい。

ppというと、past participleの略で「過去分詞」を表わす記号
として使われるのが慣習だけども、現在分詞present participle
の頭文字もppなので、変といえば変。



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ただし、英文については『英文解釈教室』(研究社)よりの引用


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