FC2ブログ

元予備校講師のフリーターによる『英文解釈教室』教室

『英文解釈教室』(伊藤和夫先生/研究社)の解説ブログ。当ブログはゼロから理詰めで解説を積み上げて行くスタイルではないので、英文法や英語構文の勉強をある程度以上やっている方でないと、訳がわからないかも。

★ Chapter2:例文2.3.1 の巻

I have heard a man, (for lack of anything [to boast...] ),
boasting 【that his cat eats...】.

名詞節(句) ・・・ 【 】
形容詞節(句)・・・ [ ]
副詞節(句) ・・・ (  )

(名詞が一番固そうな記号で、副詞が一番やわらかそうな記号)


「VOMC構造」の例文。hearは第5文型で、動詞の後で、「a man
<が>boasting」というネクサスが成立している。「知覚動詞の
後は、原形不定詞が来ると習ったのに、現在分詞のboastingが
来ているのはおかしい」と疑問に思う方もおられるだろう。
「(能動態第5文型の)知覚動詞・make/let/haveの後では、
不定詞のtoが落ちる」という規則は、「補語に不定詞が来る場合
は」の話であって、「知覚動詞・make/let/haveの後では、補語に
は必ず原形不定詞が来る」と言っているわけではないのだが、
誤解する人が多い箇所ではないかという気がする。

「最近、熟語的表現に下線を引いてないんですけど」という方
は、for lack of の下に引いてほしい。熟語的な前置詞とみなす
のが一般的だと思うので、下線の下に前置詞の記号Z (Zenchishi
の頭文字)を書いておくのもいいだろう。ついでにanythingの下
にNと書くと、前置詞句のZN(ゼットン)になる。前置詞句の働き
は、「形容詞句か副詞句」であった。今回は副詞句で、後方の
現在分詞boastingにかかっている。

anything [to boast about] は記憶しておいた方がいい構造。
「不定詞の後で目的語が欠けているケース」には2パターン
あって、具体例を使った呼び名を付けておくと記憶に残り安い。

★something to eat構造
★He is hard to please.構造

今回はもちろん、something to eat構造の方。



COPYRIGHT(C)2005 HIYAMA SYUUSEI. ALL RIGHTS RESERVED.
ただし、英文については『英文解釈教室』(研究社)よりの引用


スポンサーサイト



★ Chapter2:2.3.1の前ふりの解説文中の例文 (p.31) の巻

They made machines, [driven (by...) ], do the work
[which hands had done (before) ] .

ここからセクション3になる。このセクションのテーマは今まで
にも何度か出てきた「VOMC構造」。madeは第5文型。動詞の後で
「machines<が>do the work」というネクサスが成立している。

読み出した時に第3文型と誤解してしまう可能性が高いのは
みな同じ。do the workの所で違和感を感じるのもみな同じ。
その後「わけがわからない」と感じるか「VOMC構造だろう」
と感じるかが、読解力の差ということになる。

「VOMC構造」(「SVOMC構造」と呼んでもいい/準動詞のケース
を考慮してSを省いているだけ)という用語を暗記した上で、
たくさんの例文を読むと(セクション3にたくさんある)、
「VOMC構造だろう」と反応できる確率が高くなるだろう。



COPYRIGHT(C)2005 HIYAMA SYUUSEI. ALL RIGHTS RESERVED.
ただし、英文については『英文解釈教室』(研究社)よりの引用


| HOME |