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元予備校講師のフリーターによる『英文解釈教室』教室

『英文解釈教室』(伊藤和夫先生/研究社)の解説ブログ。当ブログはゼロから理詰めで解説を積み上げて行くスタイルではないので、英文法や英語構文の勉強をある程度以上やっている方でないと、訳がわからないかも。

★ Chapter2:例文2.3.3 の巻

(To hundreds of people), the most...happenings [in Europe]
had been the triumph [of dictatorship] . I had watched
the bases [ (on which)...freedoms had seemed to rest],
destroyed.


「固定的表現に下線を引くのを楽しみにしています」という方が
おられたら、hundreds ofに引くといいだろう。こういうのは、
本来の形容詞句と区別して「擬似形容詞句」と呼ぶのも一案
(ふつうの形容詞句は、<前置詞+名詞>で単位を形成して
おり、名詞の後に置かれる/「形容詞句後置原則」)。

この英文もしかし、時制がむずかしくてよくわからない。
「基準点になる過去」は、the triumph(むかし『試験に出る
英単語』で「大勝利」と覚えたことをまだ覚えている)の時点
だろうか。あるいは前後の英文を読んではじめてぴんとくる、
という可能性もあるだろうか。

had watchedは第5文型。動詞の後で、「the bases<が>
destroyed」というネクサスが成立している(destroyedに
「受動ベクトル(左向きの矢印<←>)」が感じられる)。
the basesに関係詞節が後続しているために、「VOMC構造」
になっている。

今回、ネクサス部分を文に書き換えてみせるのは、恐いので
避けたいところ(本当のところを書いてしまうと、時制とか冠詞
とかは私などの手には負えない)。cf.のところを見ると
The bases...<were> destroyed.と書かれているけど、
The bases...<had been> destroyed.(この場合、「基準点に
なる過去」は前文のthe triumphの時点だろうか)の方がしっくり
くるような気がしなくもない。とはいえ、私は時制については
ぜんぜん自信がなく、めちゃくちゃなことを言っている可能性も
十分あることをお断りしておきたい。

[ (on which) ...のところは「前置詞プラス関係代名詞」と
呼ばれることが多い形。関代whichは、1「先行詞にかかる形容詞
節をまとめる」、2「節内で代名詞として働く(今回は前置詞の
目的語の役割)」、という2重の働きをしている。



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ただし、英文については『英文解釈教室』(研究社)よりの引用

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