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元予備校講師のフリーターによる『英文解釈教室』教室

『英文解釈教室』(伊藤和夫先生/研究社)の解説ブログ。当ブログはゼロから理詰めで解説を積み上げて行くスタイルではないので、英文法や英語構文の勉強をある程度以上やっている方でないと、訳がわからないかも。

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★ Chapter4:4.3.1の前ふりの解説文中の例文 の巻

We dont know 【what future we are going to have】.

ここからセクション3。
セクション1の解説で書いておいた思考過程はセクション3でも
そのまま適用できる。
このwhatは名詞節をまとめる用法だろう。

次に、whatの「節内での働き」を判定する(「代名詞か形容詞」)。
以下のように考えていくのがよい。

what節内の主語は、whatか、futureか、weか。
weは主格なわけだし、おそらくweが主語だろう。
whatとfutureは、主語の役割からは落選したことになる。
この2人の、節内で働き場所はあるだろうか。

haveの目的語の位置が空いているが、haveの目的語の役割をになうのは、
whatとfutureのどちらだろうか(ひとつの就職先を、2人で取り合おうと
しているようにも見える)。ここでwhatをhaveの目的語と解釈すると、
whatはそれでいいんだけど、futureが宙に浮いてしまって困ることになる。

そこでfutureを救済するために、futureをhaveの目的語と解釈すること
にしてみよう。すると今度は、futureは助かるが、whatが失業してしまう
ように思えるかもしれない。しかし心配はいらないのだ。whatには、
節内で形容詞として働く用法もあるではないか。haveの目的語の役割は
futureに与えてやり、whatには「名詞のfutureにかかる形容詞」という
役割を与えてやれば、全員が職にあぶれることなく働くことができる
ではないか。これが唯一正しい解釈なのだ。くどくなるが、
今回のwhat節の節内構造を考えるさいに、whatをhaveの目的語と解釈
してはならない理由は、「その解釈だと、futureの文法的役割を説明
できなくなってしまうから」である。

さて、以上の思考をへて、whatの「節内での働き」が形容詞だと判定
できた。ということは、このwhatの品詞は「疑問形容詞(どんな?)」
か「関係形容詞(すべての)」のどちらかにしぼられたことになる。
あとは、記憶している訳語をあてはめて「より自然な方」を選べばよい。
今回は「どんな?」という訳語が自然だろうと思う。
このwhatは「疑問形容詞」だったわけだ。



COPYRIGHT(C)2005 HIYAMA SYUUSEI. ALL RIGHTS RESERVED.
ただし、英文については『英文解釈教室』(研究社)よりの引用



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