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元予備校講師のフリーターによる『英文解釈教室』教室

『英文解釈教室』(伊藤和夫先生/研究社)の解説ブログ。当ブログはゼロから理詰めで解説を積み上げて行くスタイルではないので、英文法や英語構文の勉強をある程度以上やっている方でないと、訳がわからないかも。

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★ Chapter2:例文2.2.8  の巻

(In...childhood) it was unusual for boys to take
music lessons, and his father hadn't had him taught music.

文頭に前置詞が来ている場合は、(ZN) SV構造になるのが基本。
倒置だと(ZN) VS構造になる。「ゼットンエスブイ/ゼットン
ブイエス」と唱えておくと、少し読解力が向上するかもしれ
ない。今回は、(ZN) SV構造で、主節が「It...for...to構文」
になっている(andの後にもう1つ主節が出てくるけど)。
相関構文の一種とみなして、it...for...toの下に波線を引いて
みてもいい。波線を引きながら「イットフォートゥーこうぶん」
と唱えておくのもいいだろう。

music lessonsのmusicは、名詞の特殊用法のひとつ、
「名詞の形容詞用法」。

hadn't hadは第5文型。動詞の後で、「him<が>taught music」
「彼<が>音楽を教えてもらう(音楽教育を受ける)」という
ネクサスが成立している。補語に位置にppがいる場合、たいてい
「受動」の意味をおびている(自動詞のppの場合は「完了」)。
「ネクサスを文に還元」するとHe was taught music.となり、
「be pp X構造」が隠れていることが分かる。この構造の解説は
保留していたが、http://www.tekipaki.jp/~shocho/8.html#9
に書いてあるので参照してほしい。「態の1秒変換」を実行する
と、<teach him music>が得られ、ネクサスが不成立であること
から、「元第4文型」(musicは「元直接目的語」)だと分かる。

ところで、hadn't had という過去完了が使われているのは、
なぜか。正直よく分からない。「基準点になる過去」はどこに
あるのか。、Father's childhoodなのか。it was unusualのwas
なのか。それにしてもぴんとこない。「音楽教育というのは、
babyhood(乳児期)からはじめるものなのでね、childhood(児童
期)からはじめたのでは手後れなのだよ」という考えを持つ筆者
が、「Father's childhood」を基準点として、「それまでは音楽
教育を受けさせていなかった」というニュアンスで書いたのだ
ろうか。あるいは、前後も含めて原文を読めば、ぴんとくるの
だろうか。とにかく、分からない。前後がないせいなのか、
単純に私の英語力がやばい(これ自体事実だけど)せいなのか、
どちらなのかも分からない。



COPYRIGHT(C)2005 HIYAMA SYUUSEI. ALL RIGHTS RESERVED.
ただし、英文については『英文解釈教室』(研究社)よりの引用



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