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元予備校講師のフリーターによる『英文解釈教室』教室

『英文解釈教室』(伊藤和夫先生/研究社)の解説ブログ。当ブログはゼロから理詰めで解説を積み上げて行くスタイルではないので、英文法や英語構文の勉強をある程度以上やっている方でないと、訳がわからないかも。

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★ Chapter4:4.1.6の前ふりの解説文中の例文 の巻

(a) You may do 【what you like】.
(b) You may do 【whatever you like】.

(a) のwhatは、「あなたが好きな<こと>」と訳すのが自然だから、
関係代名詞。

(b)でwhateverが出てくる。
everが付加された関係詞は「複合関係詞」と呼ばれる。なぜそう呼ぶのか
というと、「everとの複合語だから」と考えるのがいいと個人的には思う。
もっとも、「そうじゃないんだよ、先行詞が複合(内包)されてるから、
複合関係詞と呼ぶんだよ」という立場の方もおられるだろう。
「everのついていない関係詞what」をも「複合関係詞」と呼ぶ方は、
この立場に立っていると推測される。しかし、、、個人的には、
「what(などの複合関係詞)は、先行詞をふくんでいます!!」
というせりふを見聞きするといつも、(いいたいことはわかるが)
ややひっかかるものがある。たとえば関係形容詞whatの場合
(例文:I gave him what money I had. 私は彼に持っている
「すべての」金をあげた)、「先行詞相当語(あくまで、
「相当語」である)」は、whatの「後に」出てくるわけだし、、、
複合関係詞wheneverのまとめる副詞節には「先行詞」はおろか、
「先行詞相当語」すらどこにも存在しないのだ。。。
(このあたりは、なにをいっているかわからなくても、気にしなくていい)


呼び名の問題はともかく、複合関係詞(関係詞+ever)を含む例文を
このブログで説明する時には、ややいじがわるいが、意図的に
散発的な説明ですませることをご報告しておきたい。
なお、「複合関係詞を訳す時は、常に『任意』の意味合いで訳す
(だれでも、どこでも、など)」ということを覚えておくといいと思う。
<ever>が、「任意」の意味合いを加えているのだ。


【複合関係詞whateverについての知識】
(こういう効率の悪い教え方はしたくないのだけど、
すべて大事な知識であることは確か)

●「名詞節か副詞節」をまとめる(「なぜ?」と思わず、ただ覚えるのがよい)
●原則的には、疑問文を導くことはない(疑問詞ではないので当然/
しかし、「強意(一体!)」の疑問詞とみなし、疑問文で使う人も実はいる)
●自節内での働きは、代名詞か形容詞である(この点だけは、whatと同じ)


その他
●whateverに限らず、複合関係詞を訳す時は、「任意」の意味合いで訳す。
(何であれ、いつでも、等/「譲歩」と教えるケースが多いようだけど、、)
●名詞節用法の時は、<anything that>あるいは<any...that>
(「...」には「先行詞相当語」が入る)に便宜上書き換え可能とされる。
副詞節用法の時は、no matter whatに便宜上書き換え可能とされる。
「構造確認・品詞確定をしたあと、『任意』の意味あいで訳す」ということ
を覚えていれば、これらの書き換え知識は解釈上必須なものではない。
のだが、no matter whatに書き換えうるという知識を問う文法問題も
あったりするし、覚えておいた方が無難。

では、(b)の例文 You may do 【whatever you like】.を考えてみたい。
左から読みすすめていけば、他動詞doの後にwhateverが見えるのだから、
「doの目的語がほしい所だし、名詞節をまとめる用法だろう」という
ことになる。次に、「節内での働き」を考えると、他動詞likeの目的語
の位置で働くと思われるので、「代名詞」だろういうことになる。
こうして、このwhateverは、「名詞節をまとめる、複合関係代名詞
(品詞名の右半分が「節内での働き」に言及)」だと分かった。あとは、
「任意」の意味あいがでるように注意して、和訳してみよう。
「あなたは、あなたが好きなことなら何でも、していいです。」となる。

「書き換えがどうしてもしたい!」という方は、<anything that>を使い、
You may do anything that you like.と書き換えてみてもいいが、
あまり意味はないかもしれない。なお、今回のwhateverは名詞節用法なので、
<no matter what>の書き換えを持ち出す所ではない。
それは副詞節用法の時の話。



COPYRIGHT(C)2005 HIYAMA SYUUSEI. ALL RIGHTS RESERVED.
ただし、英文については『英文解釈教室』(研究社)よりの引用




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