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元予備校講師のフリーターによる『英文解釈教室』教室

『英文解釈教室』(伊藤和夫先生/研究社)の解説ブログ。当ブログはゼロから理詰めで解説を積み上げて行くスタイルではないので、英文法や英語構文の勉強をある程度以上やっている方でないと、訳がわからないかも。

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★ Chapter4:4.3.4の前ふりの解説文中の例文 の巻

(In what way) should I treat him?

このwhatは、「疑問文を導く用法」。この場合でも、whatは
「節内での働き」を持っている(「<主>節内での働き」だが)。
今回のwhatの「<主>節内での働き」は、何だろう。「前置詞Inの
目的語だ」と考えると、whatはそれでいいのだけど、名詞のwayが
宙に浮いてしまって働き場所を持てなくなるのがまずい。
前置詞の目的語の役割はwayにゆずり、whatは形容詞としてwayに
かけてやればよいではないか。この時点で、whatの品詞は決まった。
「どんな?」と訳す「疑問形容詞」である(関係詞が疑問文を導く
ことはなさそうだから、関係形容詞ではないだろう)。


I asked her 【 (in what way) I should treat him】.

こちらの英文も考えてみよう。この英文は、さきほど出てきた疑問文
In what way should I treat him?を名詞節(間接疑問文)化して、
第4文型askの直接目的語(「~に、~を」の「~を」のほう)の位置
に置いたもの。今回のような「前置詞からはじまるwhat節」は、
あらかじめ知らないと、混乱して構造が把握しにくいと思う。

今回のwhat節は、さきほどの疑問文を名詞節化したものであり、
whatの品詞名は変わらない。相変わらず、whatの品詞は疑問形容詞
であり、「どんな?」という意味。「名詞節化する時点で、
<SVの倒置>が解除」され、should I treat からI should treatに
なっていることにも注目しておこう。

<前置詞からはじまるwhat 節>
(余談:「前置詞からはじまるwhat節」のwhatは、必ず、疑問詞なのだ)

★【 (Z what N) SV】構造  
(ゼットワットンエスブイこうぞう/whatは「どんな?」の疑形)

★【 (Z what) SV】構造 
(ゼットワットエスブイこうぞう/whatは「何?」の疑代/かなりまれ)

ところで、例文4.3.3の英文は、<【 (Z what N) SV】構造>」では
なく、<Z+【what 節】>」であった。英語を読んでいて、
「Z what」という形を見たとき、「what節の開始ポイントが、
前置詞からなのか、whatからなのか」という判断は、理詰めで考える
癖がついていれば、比較的容易にできるものである。

たとえば、今回の英文を I asked her (in 【what way I should
treat him】) .という具合に、いったん解釈してしまったとしよう。
しかし、よく考えれば、まずい点があるのに気付くだろう。まず、
「what節の内部で、wayの働き場所がどこにもない(whatについては、
形容詞としてwayにかければよいのだが)」ことがまずい。それと、
この解釈だと、in以下は副詞句だということになり、askの直接目的語
が存在しないことになるので、「<何を>たずねたのかが不明のまま
になってしまう」ではないか。こんな具合に、構造的に誤読している
場合は、説明のつかないことが出てしまうことになっているのだ。

I asked her 【 (in what way) I should treat him】.という具合
に解釈すれば、さきほどの2つのまずい点が両方とも解消することに
なる。ところで、この<ゼットワットンエスブイ構造>においては、
whatは前置詞句に閉じ込められているのに、名詞節形成機能を
発揮しているわけである。これはつまり、<前置詞+名詞>の
副詞句フレームをぶちやぶって、whatの位置から発信された
節形成のパワーが節全体におよんでいっているということだ。
この現象について、「フレーム効果のおたっきーな例外」
と考えることも可能かもしれない。



COPYRIGHT(C)2005 HIYAMA SYUUSEI. ALL RIGHTS RESERVED.
ただし、英文については『英文解釈教室』(研究社)よりの引用


★ Chapter4:4.3.2の解説文中の例文 の巻 

People noticed 【how fast plants grew】.

このhowの品詞をきかれたら、疑問副詞と答える人が大半だと思う。
しかし、文全体の意味を考えてみると、「どれほど?」という
疑問感よりも、「どれほど!」という感嘆感が感じられると思う。
となると、このhowの品詞名は、疑問副詞よりも「感嘆副詞」の
方がより適切だろうと思う(「感嘆形容詞」と同様、一般的な用語
とは言えないだろうけど)。今回のhow節のような名詞節のことを、
間接疑問文(疑問文を名詞節化したもの)という用語をまねて、
「間接感嘆文(感嘆文を名詞節化したもの)」と呼ぶと、
すこし面白いかもしれない(これも一般的用語ではない)。

今回の英文において、感嘆副詞のhowは何をしているのかというと、
「名詞節をまとめ、かつ、自節内で副詞として働いている
(副詞のfastにかかっている/なお、fastはgrewにかかる)」。


復習

●この種の二重の働き(節形成+節内での働き)をもつ単語は、
「疑問詞と関係詞(と感嘆詞)」のみであった。
(注:従属接続詞は、節形成機能のみで、節内での働きは持たない)

●これらの単語の品詞名の右半分は、「節内での働き」に言及
しているのだった。(「感嘆副詞」という品詞名を見れば、
「節内での働き」が副詞だとわかる)

伊藤先生が、この感嘆副詞howの例文を、例文4.3.2の解説文中で
cf.として紹介された意図は、想像しやすいと思う。例文4.3.2で
「感嘆形容詞what」の例文を扱った所で、より完璧を期するために
「感嘆副詞how」の例文を登場させたということだと思う(感嘆詞は
この2つで全部なのだ)。「感嘆文を導くwhatとhowは、どちらも
名詞節をまとめる用法を持っている」と捕えておくといいだろう。
なお、感嘆副詞howの例文に4.3.3のような例文番号が与えられて
おらずcf.という扱いにとどまっているのはなぜかというと、
「このChapter4は、whatの章だから」だろう。



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ただし、英文については『英文解釈教室』(研究社)よりの引用

★ Chapter4:例文4.3.2 の巻

If you have lived a...winter in the country, far from shops...,
you know what a marvelous relief it is when spring comes.

今回は、括弧をつけるのが難しい。what節の閉じ場所でなやむ。
when節をとりこむのか、とりこまないのか。

このwhatは名詞節をまとめる用法だろう(疑問文用法にも、
挿入節用法にも見えないし)。whatの「節内での働き」は
「代名詞か形容詞」だけど、今回は、名詞のreliefにかかっている形容詞。
「節内で形容詞」の場合、ふつうは「疑問形容詞か関係形容詞」なのだが、
今回は、「なんという!」という感嘆感が感じられる「感嘆形容詞」。
(参考:疑形や関形のwhatの場合、<what a>となることはない)

「あのお、、、冠詞と名詞の間には、目に見えないフレームが
形成されているのではなかったですか?つまりその、、、
形容詞のwhatが名詞のreliefにかかるのは、<フレーム効果>やぶり
ではないでしょうか。」と思った方はおられるだろうか。
この鋭い質問に対しては、次のように答えることにしたい。

「冠詞と名詞の間に形成されるフレームは、
名詞のおしりがフレームの外にはみでるような仕様になっており、、、
冠詞の前にいる形容詞は、フレームの外にはみだしている
名詞のおしりの部分にかかることになっている。。。」

念のために書いておくと、上記の解説を、受け狙いの涙ぐましいギャグ
だと思われると、たいへん辛いところ。本当にそう思っているのだ。

あなたはどこかで、too good a story(うますぎる話)のような構造
を習ったことがあるだろうか。この構造で、形容詞のgoodを、冠詞の前
に出すのは、なぜか。「形容詞goodを冠詞の後に置いて、
too a good storyと書いてしまうと、冠詞と名詞のつながりが
発揮する<フレーム効果>のせいで、(フレーム外の)tooを
(フレーム内の)goodにかけることができなくて困るから」だ。

ここで細かい人は、次のようなことが頭に浮かぶだろう。
「形容詞のgoodを、冠詞の前(フレームの外)に置いてやることで、
副詞のtooから修飾を受けることができるようになった。それ自体はいい。
しかし、今度は新たな別の問題が生じてしまうのではないか。
今や『フレームの外の住人』になったgoodは、『フレームの中の住人』
であるstoryにかかることができなくなってしまったのではないか。」

これはもっともな疑問だと思う。しかし、そうはいっても、
「goodはstoryにかかっている」という解釈を放棄することは難しそうだ。
となれば、、、いかに涙ぐましかろうと、
「冠詞(や所有格など)と名詞が形成するフレームにおいては、
名詞のおしりが外にはみでる特殊な仕様になっており、
冠詞の左(つまりフレームの外)にいる形容詞は、フレームから
はみだしている名詞のおしりにかかることができるのである」
と、考えるしかないではないか。

というわけだから、
今回の例文4.3.2のwhat a marvelous reliefの部分で、
「whatの節内での働き」を考えている際にも、
「形容詞のwhatは、冠詞と名詞が形成しているフレーム
からおしりだけはみだしているrelief(<ef>あたりがおしりだろうか)
に向けて、きちんとかかっている」と考えてほしい。

その時のwhatの修飾軌道が思い浮かぶだろうか。
冠詞の左のwhatを起点とし、右上方向に修飾矢印がスタートする。その後、
a marvelous reliefを囲っている目に見えないフレーム(四角?楕円?)
の上空を進行していき、フレームの右端にはみだしている
名詞のおしり部分(reliefの<ef>あたりか)に向けて、
すとんと落ちるような軌道を描き、かかっていると思われるのである。
(野球のフォークボールのような軌道を想像するといいだろう)



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ただし、英文については『英文解釈教室』(研究社)よりの引用




★ Chapter4:4.3.2の前ふりの解説文中の例文 の巻

She said 【what a great man he was】.

このwhatは名詞節をまとめる用法。
(疑問文用法にも挿入節用法にも見えない)

つづきはいずれ。
簡単に書いておくと、このwhatの細かい品詞名は、
「感嘆形容詞」(一般的な用語ではないようだけども)。
「どんな?」という疑問感ではなく、
「なんという!」という感嘆感が感じられる。



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ただし、英文については『英文解釈教室』(研究社)よりの引用


●雑談:ほとんどの受験生が知らないと思われる、whatにまつわる「暗い現実」

じつは、ほとんどの参考書では(受験生向けでも社会人向けでも)、
疑問形容詞や関係形容詞のwhatはまともな扱いを受けていない。
つまり、学習者の側がwhatについてまじめに勉強する気でいても、
その学習意欲に見合う水準の参考書がほとんど存在しない、
という暗い現実がある(そこで、『英文解釈教室』を読むべきだ
ということになるわけです)。

「こんなの解説したってわかるわけない」という感じで
教師の側があきらめてしまっているのだろうか(「学習者の理解能力」
と「自らの解説能力」のどちらに限界を感じているのかは
私は知らないけども)、解説自体を放棄していることが多い。
疑形や関形についての文法的解説を試みている本もあるが、
(私の見た範囲では)納得が得られることはあまりない。

「学習者の理解力を見限っているのか、それ以外の解説法が
浮かばなかったのか」そのどちらであるかは私にはわからないけれど、
疑問形容詞や関係形容詞の文法的性質とはまったく無関係な独創的解説
をしているケースもあって、そのむかし書店で立ち読みをしていて
呆然と立ちつくしたことがある。さらに私が愕然としたのは、
ロジックを超越した独創的解説がつぎつぎと出てくるその参考書と
伊藤和夫先生の参考書の「両方を」絶賛する受験生がすくなからず
存在する、という不可解な現象についてであった(たのむから、
ほめるのは「どちらかだけ」にしてほしい。意味がわからないから。)。

話がへんな方向にいったけれども、
whatについてきちんと勉強したい方にとっては、
『英文解釈教室』のChapter4を読むのが安全な近道となるだろう。



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ただし、英文については『英文解釈教室』(研究社)よりの引用



★ Chapter4:例文4.3.1 の巻

Climate decides 【what clothing the people [of...] wear 】

このwhatは、名詞節をまとめる用法だろう(疑問文を導く用法には
見えないし、挿入節用法にも見えない)。

whatの「節内での働き」を考えよう。「代名詞か形容詞」のどちらかだ。
節内の主語と考えるのはどうか。いや、それはthe peopleにゆずろう。
他動詞wearの目的語と考えるのはどうか。いや、それはclothingに譲ろう。
主語の座を人にゆずり、目的語の座も人にゆずったwhatは、職にあぶれて
しまうのか?いや、whatには、節内で形容詞として働く能力があるのだ。
今回は、名詞のclothing(衣類)にかかっている形容詞、と考えればいい
ではないか。これでwhatもclothingもthe peopleもみんな働き場所を持つ
ことができた。これが唯一正しい解釈だということになる(宙に浮いて
しまう単語がある時は、解釈が間違っているのである)。

さて、このwhatの品詞は、「疑問形容詞(どんな?)」か
「関係形容詞(すべての)」のどちらかにしぼられた。今回は、
「どんな?」と訳すのが自然なので、「疑問形容詞」だということになる。



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★ Chapter4:4.3.1の前ふりの解説文中の例文 の巻

We dont know 【what future we are going to have】.

ここからセクション3。
セクション1の解説で書いておいた思考過程はセクション3でも
そのまま適用できる。
このwhatは名詞節をまとめる用法だろう。

次に、whatの「節内での働き」を判定する(「代名詞か形容詞」)。
以下のように考えていくのがよい。

what節内の主語は、whatか、futureか、weか。
weは主格なわけだし、おそらくweが主語だろう。
whatとfutureは、主語の役割からは落選したことになる。
この2人の、節内で働き場所はあるだろうか。

haveの目的語の位置が空いているが、haveの目的語の役割をになうのは、
whatとfutureのどちらだろうか(ひとつの就職先を、2人で取り合おうと
しているようにも見える)。ここでwhatをhaveの目的語と解釈すると、
whatはそれでいいんだけど、futureが宙に浮いてしまって困ることになる。

そこでfutureを救済するために、futureをhaveの目的語と解釈すること
にしてみよう。すると今度は、futureは助かるが、whatが失業してしまう
ように思えるかもしれない。しかし心配はいらないのだ。whatには、
節内で形容詞として働く用法もあるではないか。haveの目的語の役割は
futureに与えてやり、whatには「名詞のfutureにかかる形容詞」という
役割を与えてやれば、全員が職にあぶれることなく働くことができる
ではないか。これが唯一正しい解釈なのだ。くどくなるが、
今回のwhat節の節内構造を考えるさいに、whatをhaveの目的語と解釈
してはならない理由は、「その解釈だと、futureの文法的役割を説明
できなくなってしまうから」である。

さて、以上の思考をへて、whatの「節内での働き」が形容詞だと判定
できた。ということは、このwhatの品詞は「疑問形容詞(どんな?)」
か「関係形容詞(すべての)」のどちらかにしぼられたことになる。
あとは、記憶している訳語をあてはめて「より自然な方」を選べばよい。
今回は「どんな?」という訳語が自然だろうと思う。
このwhatは「疑問形容詞」だったわけだ。



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ただし、英文については『英文解釈教室』(研究社)よりの引用



★ Chapter4:例文4.2.7 の巻

writing for the radio...


またしても保留。



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ただし、英文については『英文解釈教室』(研究社)よりの引用

★ Chapter4:例文4.2.6 の巻

Foreign children born and...

主節が「S pp V構造」になっている。

つづく。
もうだめだ。さぼりぐせがついてしまっている。
来年の今頃には全部完成しているだろうか。


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ただし、英文については『英文解釈教室』(研究社)よりの引用

★ Chapter4:4.2.6の前ふりの解説文中の例文 の巻

That is 【what I want】.
Self-contradictory is 【what most [of us] are】.

下の例文は、Self-contradictoryが形容詞だから、おそらくCVS構造だろう。
では、上の例文もそう考えることは可能だろうか。
このあたりはよく分からない。

あとで何かかくかも。


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ただし、英文については『英文解釈教室』(研究社)よりの引用

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